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吉行淳之介短編集・「目玉」(平成元年・新潮社刊/新潮文庫) 吉行淳之介晩年の短編集。氏の持病にまつわるエッセイ的短編集です。 「大きい荷物」(昭和63年8月号「小説新潮」) 筍アレルギー/肺結核/アレルギー皮膚炎 「鋸山心中」(昭和63年9月号「小説新潮」) 下痢/服毒死/脳梗塞/脳溢血/心筋梗塞/狭心症/肝硬変/肝不全/腎不全/急性肺炎/肺がん/肝がん 「目玉」(昭和63年10月号「小説新潮」) 白内障/肺結核/鬱病/喉頭癌 「鳩の糞」(昭和63年11月号「小説新潮」) 鼠蹊部リンパ腺腫脹/性病 「百閧フ喘息」(昭和64年新春号「小説新潮」) 風邪/気管支炎/喘息/鼻血/心臓神経症/心臓収縮性異常疾速症 「いのししの肉」(平成元年3月号「小説新潮」) ― 「葛飾」(昭和55年1月特別号「群像) 腰痛 一篇を除き、病気が登場します。 すべてが吉行に関係するものではありませんが、氏の文体と性格がユーモアのある作品にしています。「百閧フ喘息」では、徴兵検査で「甲種合格」、陸軍歩兵二等兵の身分で入営したが気管支喘息で四日後帰されたにも関らず、また召集令状がきて「甲種合格」になった珍しい話(※入営まえに8/15になったため行くことはなかった。)/「目玉」は白内障手術体験記/「鋸山心中」は心中話とトイレから手が出る噂、少女の排尿シーンを見た驚き、著者が子供の頃の思い出/「鳩の糞」は東京大空襲と著者のリンパ腺手術/「いのししの肉」は著者に時折、贈り物をおくるやくざとの珍しい付き合いのエピソード。 |
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