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help リーダーに追加 RSS 芥川龍之介著・軍艦金剛航海記 他

<<   作成日時 : 2008/02/13 17:30   >>

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「芥川龍之介全集8」(ちくま文庫)

〇 雑信一束
中国旅行のメモ書き、20章。絵端書に書いたものを、「支那遊記」にそのまま収めた。
(2月11日読了)

〇 北京日記抄 (大正14年6月)
「改造」に発表。「支那遊記」に収める。いやいやながら喇嘛寺(らま寺)を見学。堂守が二十銭だせば、幕に蔽われたものを見せてやる(十銭に値切った)といえば、藍色の男根であった。卑猥な形をした仏像の描写多数あり。総じて気乗りのしない北京見物だったようだ。画像
(2月11日読了)

〇 松江印象記 (大正4年8月)
一高文科で同級生の恒藤恭の家(島根県松江市)を訪ねた際に。大正4年8月6日から21日にかけて。松江市街から観た都市建設についての一考察。東京にみるような醜い鉄橋のないこと、千鳥城の天守閣に芸術作品の感興を覚える。一方で近代建築、たとえば農工銀行などはメリットの面で認める。多くの都市が規範を求める東京大坂が明治と江戸の混合で醜悪になっているのを杞憂した感じ。いつか読んだ田山花袋の「東京の三十年」、「東京震災記」では、失われ行く江戸に郷愁を覚えるが、芥川の場合は江戸と明治の麗しき融合を考えているようだ。世代の違いがある。 (2月11日読了)

〇 軍艦金剛航海記 (大正6年8月)
金剛とは巡洋戦艦。昭和19年11月台湾沖で撃沈されたという。神奈川県横須賀から山口県由宇町までの航海記。新潮日本文学アルバム「芥川龍之介」には、このときのだと想像される写真が載っている。金剛甲板上で五人で撮った写真である。白いスーツがハイカラ趣味だ。彼はなぜかカメラに視線を合わせない。海軍機関学校教官であるから、上待遇であったようだ。日本の軍艦の美しさは世界で一番だと思う。戦争がないときの軍艦はのどかだ。
(2月12日読了)

〇 槍ヶ嶽紀行 (大正9年6月)
大正9年6月、槍ヶ嶽に旅行したときの紀行文。「改造」に発表。案内者に遅れること30分。しかし手の甲を刺した馬蝿を「自然は私に敵意を持っている」―という迷信じみた心もちが一層わくわくさせたといから上機嫌だ。スケッチ風の作品。 (2月12日読了)

〇 東北・北海道・新潟 (昭和2年6月)
上野、仙台、盛岡…、訪れた地をアフォリズム的に書いた短章。
青森 ― 公会堂は海と話している。上野 ― 黄金虫よりも多いタクシイはいつか僕を現実主義者にしている。…などなど。 (2月13日読了)

〇 我鬼窟日録 [別稿] (大正8年5月25日 ― 同年10月1日)
主に仕事関連の日記。著者の感想少なし。 (2月13日読了)

〇 長崎日録 (大正11年)
文庫注:大正11年4月25日東京を発ち、5月30日帰京した。
5月11日より同月22日までの日記。5月16日、大音寺、清水寺の帰途に、観音一体を得るの記述あり。古色頗る愛すべしと。新潮文学アルバムに写真あり。 (2月13日読了)

〇 澄江堂日録 (大正12年)
6月6日より6月11日まで。次男多加志の入院の記述あり。「子供の病気」に詳しい。
(2月13日読了)

〇 澄江堂日録 [別稿]
大正14年2月4日から17日まで。雑記。 (2月13日読了)

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