参上 ! 2011年・神田古本まつり

参上 ! 2011年・神田古本まつり

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今年も神田古本まつりがやってきた ! ヤアヤアヤア ! ていうわけで10月29日(土)に行ってきました。風邪気味で喉が痛いうえに微熱がありましたが、このところ毎年行っているので神田行きを決行することとしました。片道1時間半は疲れるけれど、行かないで損した気分になるよりはましではないかと思いました。会期は10月27日(木)~11月3日(木・祝)です。やっぱり行くなら土曜か日曜で、この両日はすずらん通りで「神保町ブックフェスティバル 」をやってまして、これがないとちょっと華やかさに欠けます。お目当ての本は、まあ、あるのですが、それを探すのはまず無謀というもので、人込みを見学しに行くという感じで、何かあったら釣りあげる、無理して釣らないということにしています。神輿、あるいはその類のないまつりというのも珍しいですが、行った人はだれでも宝探しのゲームに参加できるのが古本まつりのおもしろいところです。上は去年と同じ神保町交差点からです。みんな目が血走ってるぞ。イザ、出陣じゃ~。




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・すずらん通り
・ 靖国通りのあるブース
・古本特集でおなじみの「矢口書店」、壁面も本棚になっています。
体調が芳しくなかったので歩くだけで疲れること、疲れること。そのうえ何度、おじさんに足を踏まれたことか ! 向こうはお宝探しに躍起になっているので気がつかない。私も何度となく人の靴を踏んだのでここはお互い様ということで、ハイ。いや~、あるわ、あるわ、ザッザーーッとどんどん見ながら歩くのみ。靖国通りのいくつかのブースで寺山修司の本を発見するが、最近読んだばかりなので見逃すことに。(あとになって後悔するかも。おきまりのパターンである) 三省堂書店裏で煙草を一服しようと思ったが禁煙になっているのを忘れていた。神保町は煙草を吸う場所がナイ、ナイ、ナイではないか ! 健康のためにはよいけれど休憩も必要だ。そういえば、昔の靖国通りは煙草の吸殻でひどかったなあ。ここまで来て収穫ナシ。缶コーヒーを飲んでもう一回、ぐるぐる回ることに……。




そして、根性で見つけた三冊だ、ジャーン !


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上三冊はすべて露店で釣りあげたブツです。まあ、まあ、上出来ではないかと思っています。
それでは能書きを少々述べます。

「にっぽん製」三島由紀夫著(昭和28年3月/朝日新聞社刊 )定価180円/購入価1000円 状態 初版・経年の焼け
実はこの本、むかし探しまくってたのです。三島の長編小説で唯一読んでいないのが「にっぽん製」でした。全集にはもちろん載っていますが、なんだか味気なくてやっぱり単行本か文庫で読みたかった。神田に行けば単行本はあるのだけれど、写真の状態で5000円くらいが相場。帯付きなら8000円以上。いくらなんでも本一冊に5000円は出したくない。そうこうしているうちに、去年角川文庫で出たので即購入、一応これで満足しました。文庫が出る前に1000円で見つけたらほんとうにうれしい買い物になりました。まあ、長年探していたから購入しました。古本は探しているとどこかに隠れて、要らなくなると出てきます。あまり追いかけるのはよくないようです。(女の子と似ていなくもない) この本は帯があったほうが見栄えがよいですが、それだと1000円ではとても買えないでしょう。帯のあるなしでずいぶん値段が変わりますが、すっぴんと化粧顔の違いです。

「ラディゲの死」三島由紀夫著(昭和30年7月/新潮社)定価160円/購入価1500円 状態 初版・箱 焼けと劣化・本体 焼けと少シミ これは短編集です。並本なら5000円くらいが相場で帯付きなら8000円以上。(帯付きは稀である) やや劣化しているので3000円から5000円くらいが普通だと思います。1500円なら安いほうではないかと。収録作品は「花火」「離宮の松」「水音」「新聞紙」「不満な女たち」「卵」「海と夕焼」「旅の墓碑銘」「ラディゲの死」は新潮文庫のいずれかに収録されています。尚、新潮文庫「ラディゲの死」は収録作品が異なります。あと芝居「地獄変」「鰯売恋曳網」は文庫未掲載です。
『全体の題にした「ラディゲの死」は、この集の中の代表的な作品でもないし、出来のよい作品でもない。しかしこの題をして、私は自分の或る心の歴史を暗示させた。ラディゲは、永いこと私の中で暴威をふるひ、私に君臨しつつ、生きてゐた。しかし今ではラディゲはそれほど私をおびやかさない。彼はすでに、私より十歳も年下の少年である。私を威嚇してゐたラディゲは、やうやく、私の中で死んだのである』 著者「あとがき」より…相変わらず高踏的です。ところで気に入っているのは「卵」で、これは新潮文庫「花ざかりの森・優国」のあとがきでも言及しています。

「ロベルトは今夜」ピエール・クロソウスキー著/遠藤周作・若林真訳(昭和35年5月/河出書房新社)定価290円/購入価700円 状態 初版・箱 経年の焼け・本体 良好
これは河出文庫(924円)で入手可能。文庫より安いので購入しました。700円は相場くらいだと思います。完本は帯付き。





…とりあえず、ホッとしたというかやれやれという感じです。見るだけのつもりで行ったわけですが、片道一時間半もかけて収穫なしではちょっと寂しいし、まるきっりの徒労というもので情けない。リュックサックも重くなりましたし、行った甲斐がありました。11月3日まで、もう一回行けるか !?


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