福田恒存他六氏著・”憂国”の論理

「”憂国”の論理」・福田恒存他六氏著(日本教文社)

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 昭和45年5月1日刊。戦後24年、経済的繁栄の陰に忘れてきたものを問う。福田恒存氏他六氏による講演録とエッセィ。右寄り学生を対象とした書である。平成も四半世紀を超えたのに、六人の批評家が述べていることが、そのまま現代に当てはまり、内容の古びていないことに驚く。日本とは、日本人とは何か、今あらためて考える。憂国とは、外圧による危機もあるが、それよりも精神の脆弱による日本人としての魂の喪失である。アメリカの政策により、邪なる戦後民主主義が日本中に蔓延した。甘い蜜のような心地よさを持った猛毒は、政治家や進歩的文化人によって拡散され、戦争に疲れ果てた日本人を虜にした。だが、日本人としての誇りを代償に捨てた。その先にあるのは亡国である。六人の識者が未来の日本を支える若者に、ぬるま湯からの覚醒を促す。

目次
市村真一・日本国の存立と君主制の擁護
田中忠雄・伝統文化論
小田村寅二郎・丸山真男氏の思想と学問の系譜
福田恒存・大学と心理の探求
会田雄次・民族と文化の対立
三島由紀夫・日本の歴史と文化と伝統に立って
森田征史・民族派学生運動の行動とその原点


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